長持ちするのはヘアカラー

髪の色を変えたい時、白髪を染めたい時、一般的なのは毛染めです。
今やファッションの一部であるおしゃれ染めから、年配の方の白髪染め、若白髪に悩む人など 日本人の約80%の人が何らかの理由で毛染めをしています。



美容室で染めてもらうのが一番キレイですが 費用や時間を考えると気軽にできる市販のホームカラーが人気です。 市販の毛染め剤を使い自宅でできるカラーリングにはどのような効果や注意点があるのでしょうか?
毛染めは大きくは3つあります。 脱色してから毛髪の中に色素を入れる「ヘアカラー」、髪の表面に色素で色を付ける 「ヘアマニキュア」、色素を脱色する「ブリーチ」です。
この中で一番長持ちするのがヘアカラーです。 ヘアカラーのメカニズムは、肌と同じように毛髪にもメラニンという色素の基が含まれて いて、このメラニンが多いと黒髪になり、少なくなるにしたがって焦茶から茶、黄、金、となり 全く無い状態が白髪です。このメラニンを毛髪から取出し染料を入れ着色するのが 一般的なヘアカラー(毛染め)です。

しかし市販の毛染め剤に「取扱い注意」と書かれているように自分で毛染めをする場合、 とても注意が必要です。 スーパーやドラッグストアで売っている毛染め剤には、アレルギー反応を起こす パラフェニレンジアミン(PPD)という成分を含むものがあります。 色が濃く染まる物ほど、PPDの含有率が高い傾向にあるそうです。 またPPDを含有しない製品でも、これに似た化学構造をもつパラアミノフェノールなど、PPDに 代わる物質を含んでいる物もあります。

毛染めアレルギーに注意

市販の毛染め剤で起こる症状の多くはアレルギーです。皮膚のかぶれなどが一番多いようですが 酷い場合はまれに呼吸困難・頻脈・悪寒などの強い症状が出る場合もあります。 PPDは色の効果を出すのに必要なため使用されていますが、やはりアレルギーに対する注意が必要で、 不安のある人はヘアマニキュアや天然のヘナ(ヘンナとも言う)を使う事をお勧めします。 市販の毛染め剤を使用する場合、多くの注意点がありますが以下の2点は必ず守らなければいけません。
・ご使用の前に、必ずパッチテストという皮膚試験をして下さい。
・毛染め中や洗髪時に薬液や洗い液が目に入らないようにして下さい。

またヘアカラーは他の方法よりも髪が傷むので髪を健康な状態に保つため、また色落ちを 防ぐためにも染髪用のシャンプーを使うのをお勧めします。 今までは市販のヘアカラーの独特な臭いが苦手だという人も多かったと思いますが、最近では 「ビゲン 香りのヘアカラー」などシャンプーや整髪料に近い匂いの物も多く、 薬剤の臭いが残らないタイプもあります。
市販の物がどうしても染めにくい理由として液体の薬剤が垂れる、後ろが見えないため 染め残りができる、などがあります。これも最近の商品では「パオン クリームカラー」などの クリームタイプや「プリティア ふんわり泡カラー」などの泡タイプがあり 薬剤の工夫や、櫛から薬剤が適量づつ出せてつけ易いタイプなどが発売されていて 市販の物でもムラなく仕上ります。 毛染めをしている人が染めなおす頻度は、全体の毛染めは平均一月に1回〜一ヵ月半に1回です。 カラーリングで一番困るのは生え際の髪が伸びてきて色に段差ができてしまう事です。 生え際のわずか数センチのために再度全体の毛染めをするのは手間ですし、髪や頭皮も傷みます。 そういった場合は生え際に使えるリタッチがお勧めです。ペンタイプのヘアカラーで 色の違う所にだけ塗って段差を隠します。こちらもいろいろな種類が市販されています。 多くの商品はシャンプーで落ちるので、その都度塗りなおします。

カラーリングにヘナでマニキュア

ヘアカラー以外のカラーリングにマニキュアがあります。 ヘアマニキュアはメカニズムも簡単で髪の表面に色素をのせるだけのカラーリングです。 安心で色のバリエーションも多く発色も良いのですが、短所はシャンプーの度に徐々に 色が落ちてしまう事です。

天然成分の毛染めなら、ヘナ (ヘンナとも言う)という植物で染める方法があります。 染料として長い歴史をもつヘナは、熱帯地方に育つローソニアという植物の葉や根から作られます。 天然の成分で昔から長く使われているのでヘナ自体は無害とされています。 しかし白髪に使用する場合、ヘナの色は赤み・黄みが強かったり茶色すぎたりするので 黒く染めるためヘナとして市販されているにもかかわらずPPDを配合している製品があります。 よくブラックヘナと呼ばれていますが「ヘナ」として売られている事があるので注意が必要です。

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